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皆さん、こんにちは。徳島大学医学部栄養学科の佐藤泉です。私に数学習った人、元気にしてますか。今は毎日研究生活を送っています。皆さんも受験勉強を頑張ってください。私はいつもキャピキャピ元気なんだけど、そうじゃない受験生の皆さんに今私が研究していることで役に立つことをお教えします。お父さんお母さんもこれを読んで参考にしていただければ幸いです。それでは頑張ってね。
では、ここからまじめバージョンになります。 |
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| 私たち現代人は、あらゆるストレスにさらされながら生きています。主なストレッサー(ストレス状態を引き起こす原因)として、環境問題や人間関係などがありますが、日々勉強に励まれている皆さんには、睡眠不足や成績に対する不安・不満もストレスの原因になっているのではないでしょうか。今回は、そのような精神的ストレスを受けている皆さんに、栄養学的な面からのストレス対処法をアドバイスしたいと思います。 |
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生体にストレスが加わると、その刺激に対抗し、生体を守ろうとする防御反応が生じます。これらの反応に最も重要な役割を果たしている臓器が「副腎」です。
副腎は、腎臓の上にかぶさる一対の扁平な器官で、内部は皮質と髄質とにはっきり分かれています。両者は構造も機能も異なっていて、前者からは電解質や糖質の代謝に関与する多種類の皮質ホルモンが、後者からはアドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどを分泌します。
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ストレスに対する生体の反応は、副腎皮質ホルモンを中心に糖質、脂質、およびタンパク質の代謝を亢進させます。よって、生体がストレス状態にあるときは、エネルギーの供給とともに十分量のタンパク質を補給することが大切となります。
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副腎皮質が正常に機能するために、数種のビタミンが関与しています。ストレスと関係の深いビタミンとして次のようなものがあります。 |
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| (1) |
ビタミンC |
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ビタミンCは副腎皮質中に多量に存在し、副腎皮質ホルモンの分泌に関与しています。ストレスに曝された生体は、副腎皮質ホルモンの分泌を促進させ、そのため副腎や血液中のビタミンCの消耗が高まって不足状態となり、生体の抵抗力が低下します。大部分の動物は、体内でビタミンCを合成することができますが、人間は合成できないため、意識して補うようにしなければ不足状態になってしまいます。
ビタミンCの多く含まれている食品といえばまず果物が思い浮かびますが、特にキウイフルーツ、イチゴ、柿などに多く、その他パセリ、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜にも多く含まれています。
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| (2) |
ビタミンB群(B1、B2、ナイアシン、B6) |
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これらのビタミンB群は、生体の代謝系に重要な働きを有するビタミンです。生体がストレス状態にあるときは、代謝が著しく亢進し、これらのビタミンB群の消耗も著しく、日常の食事から供給されるビタミン量では不十分です。よって、毎日の必要量よりかなり多量のビタミン補給が望まれます。
◎ビタミンB群が豊富な食品は次の通りです。
| ■B1・・・・・・・・・・・ |
豚肉、鮭、ごま |
| ■B2・・・・・・・・・・・ |
牛(肝臓)、うなぎ、鮭 |
| ■ナイアシン・・・・・ |
かつお、干ししいたけ、落花生 |
| ■B6・・・・・・・・・・・ |
牛(肝臓)、かつお |
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昔から、「イライラするのはカルシウム不足」と言われます。カルシウムは、神経や筋肉の興奮性を抑制したり、細胞内酵素の活性化を促進するなど様々な生理機能を有し、特に神経系に対して大きな影響力を持っています。
生体がストレスにさらされると、カルシウムなどの微量元素は消費量が増大し、尿中への排泄量が増加します。そのため、ストレスに対する抵抗力を強めるためには、カルシウムなどの微量元素の十分な補給が必要となります。
食品中に含まれるカルシウムは大部分、骨や歯にあるので、骨ごと食べる小魚、および乳や卵の摂取がよいと言われています。
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現代社会の中で生活する私たちは、日々の身体的・精神的活動によって蓄積される疲労やストレスを、十分な休息や睡眠によって回復させるとともに、なによりもまずストレスに対して適切に応答する副腎機能を正常に保つことが大切です。
ストレスから生体を守り、ストレスに対する抵抗力を強めるために、タンパク質やビタミン、無機質などを豊富に含んだバランスのとれた食事をとり、生体リズムに則した生活を送るようにしなければなりません。
以上を参考に、こえからの食生活を豊かなものにし、夢に向かって勉強を頑張って下さい。 |
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| ■参考文献 |
| 栄養・化学シリーズ「栄養学各論(改訂第2版)」 |
南江堂 |
| 栄養・化学シリーズ「食品学総論(改訂第2版)」 |
南江堂 |
| 系統看護学講座 専門基礎1 人体の構造と機能[1]解剖生理学 |
医学書院 |
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