宅地建物取引主任者

 私たちが生活する上で、家・ビルなどの建物や土地などといった不動産は、必ず必要なものですね。ところが、その売買や貸借を行う不動産取引の際には、通常高額の取引にも関わらず、一般消費者にはよくわからない専門的部分が多いのが特徴です。
 例えば、新築で一見すばらしい建物に見えても、下水道が通っていない地域のために水洗設備がなかったり、売り主のほかに権利を持っている人がいて完全に買った人のものにならない物件だったりといったケースも少なくありません。
そこで、消費者保護の立場から、取引の対象になっている物件に対し、書面で「重要事項の説明」をするのが宅地建物取引主任者(通称:宅建)の主な仕事です。この重要事項と呼ばれるものには、電気・ガス・水道といったライフラインの整備状況や、所有権などの権利関係、売買や賃貸の金額に関することなどが記載されています。また、重要事項の説明のほかに、対象物件について役所などで登記簿をチェックしたりといった調査、契約締結のための契約書の作成といった業務も宅建の仕事です。不動産取引を行う業者(不動産業者)においては、従業員5人に1人以上はこの宅建の資格者を置かなければならないことになっていますから、不動産業界においては必須の資格といえます。 宅建の資格を取ると、通常は不動産業に就職する場合が多いのですが、その他に住宅メーカーや金融機関、不動産部門を抱える大手一般企業などで活躍する人もいます。さらに自分で不動産業を開業することもできますが、その場合は宅地建物取引業者免許が必要で、営業保証金などの開設資金が必要になりますし、不動産取引という業務自体が信用と実務経験を必要とするものですから、資格を取ったからすぐ開業というわけには行かないのが現実です。
 ただ日本における不動産は、資産評価の面でも最も重要視されるものの一つですから、その取引のエキスパートである宅建資格者のニーズは時代に関わらず高く、特に最近では女性の進出にめざましいものがあります。また、不動産業務には税務や会計などの知識も必要ですから、税理士や公認会計士といった資格をさらに取得することで、活躍の場を大きく広げることも可能です。

受験資格 特に制限はない。

試験時期 年1回、10月頃実施。

試験科目 (以下の内容に関する択一式40問)

1.土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別など

2.土地及び建物についての権利、制限、税、需給、価格の評定などに関する法令など

3.宅地建物取引業法及び同法の関係法令など

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中小企業診断士

 中小企業を対象とした経営コンサルタント。企業の経営全般にわたり調査・分析し、経営合理化や改善指導などのアドバイスをする。ニーズは高く、企業内でのキャリアアップだけでなく、経験を積めば独立開業も可能。

取得方法
第1次試験、第2次試験(第1次試験合格者のみ受験可能)に合格するか、中小企業事業団の養成課程を修了すると資格取得できる。その後、インターンシップを経て中小企業診断士として登録することが可能になる。

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ツアーコンダクター

 ツアーコンダクターは添乗員とも呼ばれており、旅行代理店や航空会社などが主催する団体旅行(主に海外旅行)に同行し、出発から帰国まで、その旅行が快適かつ予定通りに進行するようスケジュール管理をし、お客さんの世話をする仕事です。

 ツアーコンダクターの仕事は、

(1)旅行出発前に行う目的地や日程の下調べ、旅行会社の担当者との打合せ、参加者やホテル・レストランなどへの確認連絡などの事務的業務

(2)空港でのお客さんの出迎え・誘導、出入国手続きや税関検査などの説明、観光中の案内誘導、食事の世話やホテルでの案内などの実際の添乗業務

の大きく二つに分けられます。ツアーコンダクターの腕次第で旅行に対するお客さんの満足度が左右されますし、お客さんから自由行動中の観光やショッピングについて相談を受けることが多いため、ツアーコンダクターはあらかじめ現地の情報収集をしておく必要があります。また、旅行中はパスポートの紛失、お金の盗難、病気やケガなど不測の事態が起こる場合があります。トラブルが起こったときは、ツアーコンダクターの冷静かつ的確な判断、迅速な対応が求められるため、大変責任の重い仕事です。
 海外ツアーは国により観光に適したシーズンが異なるため、勤務は不規則になりがちです。旅行中にトラブルが起きたりすると、夜中でも対応しなければならず、24時間勤務ともいえます。そのため、体力があることが何にもまして重要になります。また、旅行を楽しく盛り上げるためのサービス精神も必要ですし、お客さんの相談相手や苦情処理なども行わなければならないため神経を使いますが、旅行が好きな人には大変魅力的な仕事で、とくに女性に人気があります。
 ツアーコンダクターになるには、添乗員派遣会社に所属するのが一般的です。
 登録後研修を受け、民間資格の「旅程管理主任者」を取得することになります。
 また、少なくとも日常会話程度の英語力は必要です。

必要な条件
 旅行会社がツアーを企画して募集した旅行(主催旅行)に添乗をするためには、次の要件を満たしていなければなりません。

  (イ)国土交通大臣が指定した機関(指定機関)が実施する旅程管理指定研修の 修了者(合格者)であること。(:(社)日本添乗サービス協会は、指定機関です)

  (ロ)旅行業法で定めた一定の添乗実務を経験していること。

上記(イ)(ロ)の両方を満たしていることが主任の添乗員(旅程管理者)として必要な条件です。この条件を満たしている者には「旅程管理業務行う主任者証」が発行されます。

資格の種類
・国内旅程管理主任者 (国内のみ添乗可)
・一般旅程管理主任者 (国内、海外とも添乗可)

資格を取得するまでに必要な手続き
 
添乗員派遣会社に登録

 基礎添乗業務研修を受講

 旅程管理指定研修(一般もしくは国内)を受講

 修了者には修了証書を交付

 添乗実務を経験(?参照)

 旅程管理業務を行う主任者証交付

指定研修の内容
・『国内』は、国内添乗実務、旅行業法令・各種約款、添乗員の地位と責任
・『一般』は、海外添乗実務、添乗外国語、国内添乗実務、旅行業法令・各種約款、添乗員の地位と責任

添乗実務を経験する方法 次のいずれかを経験する必要があります。
・実際のツアーに補助添乗員として同行します。
・登録会社の研修ツアーに参加して研修します。
・協会主催の研修ツアーに参加して研修します。

いずれの場合も、国内は国内ツアーに、一般は海外ツアーに参加して、会社 または協会が指名した添乗員講師の下で指導を受けることが必要です。

旅程管理主任者証取得のための添乗実務経験の回数
・指定研修修了日の前後1年以内に一回以上、
・または、指定研修修了日から5年以内に三回以上です。

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通関士

 日本は世界でも有数の貿易高を誇っており、その取り扱い高は年々増え続けています。私たちが日常必要とする食料品でもそのほとんどを輸入に頼っているものが少なくありません。その輸出入に欠かせないのが「通関」業務です。
通常、輸出入しようとするものは、一旦決められた倉庫に保管され、検査や関税の計算・納付など様々な手続きを経て税関の許可をもらう必要があります。
それを通関業務といいますが、その手続きを行う国家資格を有した専門家が通関士です。

 1967年に誕生した通関士は、通関業務を行おうとする事業所には必ず置かなければならない資格者で、貿易業務には必要不可欠な職種です。通関士の主な仕事としては、通関のために作成された様々な書類が、法律に正しく則っているかという審査や、輸入の際の関税の算出などがあります。また、正規の手続きを踏んだにもかかわらず、税関が輸出入を許可しなかった場合などに、税関長に異議申し立てを行ったり、大蔵省に審査請求を行うことも通関士の大変重要な仕事です。
 通関士が活躍する職場としては、通関手続きを代行する専門会社や輸出入を扱う物流会社などが主ですが、最近では輸出入品を扱う貿易会社や大手スーパーでも通関士資格を持った社員が優遇されるケースが増えてきているようです。また、観光客などが海外から持ち込むおみやげ類も場合によっては輸入扱いとなるので、旅行代理店でも通関士の資格は優遇されるようになってきています。

 国際化が急速に進む日本では、これからもますます諸外国との貿易は盛んになっていくと考えられ、通関士に対するニーズはますます高くなっていくことでしょう。

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通訳案内業

資格内容
 年間300万人を越える外国人観光客のガイドとして活躍するには、この試験に合格後、都道府県知事の免許を受けなければなりません。試験は難しく、収入は経験と実力によって差がありますが、外国人に日本の文化・地理・歴史を紹介する通訳案内業は魅力ある仕事の一つです。

受験資格 制限は一切なく、誰でも受験できます

試験方法・内容
<1次試験>(筆記試験)
英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、朝鮮語のうちから1カ国語を選択

<2次試験>(口述試験)
1次試験で選択した外国語の会話および人物考査

<3次試験>(筆記試験)
1.日本地理
2.日本歴史
3.産業、経済、政治、文化に関する一般常識

試験日程
1次試験--7月中旬
2次試験--9月下旬〜10月上旬
3次試験--10月下旬

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テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)

 日本衣料管理協会が認定する資格で、アパ レル製品の素材・加工、企画・設計・生産プロセ ス、流通・消費、衣服環境など、アパレル製品について幅広い専門的な知識を証明するもの。 衣料の企画・設計、仕入れ・販売、品質管理、消費者相談など企業と消費者間のパイプ役を果たす。具体的 には、商品企画・販売企画・消費者啓発・分析リサーチ・コンサルタ ント活動を行う。

取得方法
TA資格には1級と2級があり、1級は4年制大学、2級は短大で 養成されていて、協会の審査・認定を受けた全国54大学で所定のTA養成教育を経た後、卒業時に協会の試験に合格することによって 認定される。試験科目には一般試 験と専門試験があるが、協会の正会員で指定の大学を卒業か、指定の科目を履修すれば、専門試験の全部または一部が免除される。なお、すでに大学を卒業した人は協会の行うTA資格認定試験に合格すれば資格が取得できる(認定試験は誰でも受験できる)。

問い合わせ (社)日本衣料管理協会

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土地家屋調査士

不動産に関する法律知識とともに書式・作図の正確さも問われる

 重要な財産である土地や建物は、法務局にある登記簿に記録することにより、その権利が保全される。土地家屋調査士は、土地の分割や建物の新増改築などの際、顧客の依頼によってその土地や建物がどこにあって、どのような形をしているのか、また、どのような用途に使用されているかなど、不動産登記に必要な調査・測量をして、図面作成・申請手続きなどを行う測量および法律の専門家だ。

 受験資格に特に制限はない。試験は、まず筆記試験があり、午前の部では民法のほか、主に不動産の表示に関する登記の知識が問われ、午後の部では平面測量や作図の知識および技能が問われる。午前の部・午後の部とも、一定の基準点に達しない場合は、それだけで不合格。筆記試験合格後、口述試験を受ける。なお、測量士・測量士補、建築士などの有資格者は午後の部の試験が免除される。

 さらに、2002年の法改正により、筆記試験合格者は、次回の筆記試験および次々回以降の午後の部の筆記試験が免除されることになった。また、同じく法改正により、土地家屋調査士会の報酬基準が削除された(03年8月1日に施行された)。

主催団体名 日本土地家屋調査士会連合会

備考 http://www.chosashi.or.jp/

受験資格:制限なし(年齢、性別、学歴などの制限はなく、誰でも受験できる。)

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動物看護士・動物衛生看護士

 動物看護士とは、その名のとおり動物病院などに勤務する看護婦(士)さんのこと。主な仕事は、動物病院に来院した犬・猫・小動物などの動物を獣医さんが診察するときに、その助手をつとめるほか、手術の手伝いや入院している動物の健康管理などを担当します。
 獣医さんと私たち飼い主のあいだに入り、病状やケガの具合などを的確に聞き出したり、ペットの病態や治療、健康管理などを分かりやすく説明することも、動物看護士の重要な仕事のひとつです。獣医さんには聞き返しにくくても、動物看護士に分かりやすく話してもらえれば、飼い主は安心できます。動物だけでなく、飼い主の不安もやわらげるクッション役も果たしているのです。

 診察室では、まず動物をなだめて、診察がスムーズにいくように、また動物が治療を受けやすいように動物を正しく押さえるのが仕事になります。不安と恐れで暴れたり、かみつこうとする犬もいますから、犬に安心感を与えて要領よく保定するのも動物看護士のテクニックのひとつです。
 手術では、外科、内科、産科など、症状に応じた医療器具や薬品の準備をし、手術後は手術室や医療器具の消毒をします。そして、入院している動物に異常があった時には、すぐに獣医さんに報告して、適切な処置をするのも重要な仕事です。
 また、血液、皮膚、ふん尿の検査といった臨床検査技師の仕事をこなし、入院中の動物の症状に合わせた処方食の用意では栄養士の役割も果たします。動物の歯を磨くのは、さしづめ歯科衛生士の仕事。さらに掃除、洗濯はもとより、受付、カルテの管理などの事務スタッフの役割を担う場合もあります。そして、元気になって帰っていく犬や猫たちのトリミングもしてくれる、まさに動物病院の何でも屋さんといったところです。
 動物看護士として活躍している人たちは、養成学校で学んだ人たちがほとんどです。また、動物病院に実際勤めながら学んでいく人もいます。
 日本では比較的新しい分野の仕事のため、アニマル・ヘルス・テクニシャン(AHT)、ベテリナリー・テクニシャン(VT)、ベテリナリー・ナース(VN)など、まだ呼び方が統一されていません。国家資格ではないので、承認する団体によって資格の名称も異なっているのです。最近では動物看護士が昔から活躍しているアメリカにならって、AHTと呼ぶところが増えています。
 この仕事は単に「動物好き」というだけでは勤まりません。毎日の診察のなかではショッキングな場面もあります。こんなときでも、感情的にならず冷静に行動できるように厳しいトレーニングを積んできているのです。また、動物が病状を説明するわけではありませんから、飼い主を通じて正確な情報を得なければなりません。人とのコミュニケーション能力が高い人たちであるとも言えるでしょう。

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トリマー(JKC公認)

ペットショップ勤務だけでなく、独立したり、店を開業する人も

 トリマーは主に犬や猫など動物の毛や皮膚、爪の手入れを行うペット専門の美容師の資格。ブラッシング、爪切り・耳掃除、シャンプー・リンス、ドライヤーによる乾燥、カッティングなど美容の技術だけでなく、飼い主からあらゆる相談を受けるため、動物の健康・飼養管理に必要な知識まで幅広く修得しておく必要がある。資格としては、(社)ジャパンケネルクラブ(JKC)や各スクールが認定するものがある。JKCのものは犬のトリマー資格であり、ランクはC級、B級、A級、教士、師範の5つ。C級の受験資格は満18歳以上で、JKCの会員として2年以上の在籍者か、JKC公認のトリマー養成機関(全国に19機関)で所定の課程を修了した者に与えられる。JKC公認トリマーのほぼ9割は女性が占めている。

 都市部での就職率はかなり高く、ここ数年、ペットショップのトリマーの待遇もよくなり、給与もアップしている。勤務先もペットショップ、ペット専門美容室、犬の繁殖を専門に行うブリーダー、犬を預かってドッグショー用に育成するハンドラー、動物病院などさまざま。ペットショップを開業したり、フリーのトリマーとして個人的に活躍している人もいる。

主催団体名:(社)ジャパンケネルクラブ技術事業課

備考 http://www.jkc.or.jp

受験資格:JKCの会員(C級)

18歳以上でJKCの会員(入会金2000円、年会費4000円)として2年以上の在籍者か、公認トリマー養成機関で所定の課程を修了した者。

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