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 E’sアカデミーのみなさん、こんにちは! 毎月お送りしているイギリス留学体験記も、とうとう今回が最終回となりました。つまり、私の留学生活も終わりということです。振り返ってみたら、あっという間だったなぁ。今月は、留学総まとめとして、これまでの10ヶ月を振り返って感じたことについて書きたいと思います。
 記事と一緒にお送りする今回の写真は、コースの卒業ランチの様子と、私のお気に入りのパブでの写真です。特にパブの写真は、なかなか興味深いのではないでしょうか?! ちなみにこの日は土曜日のお昼だったので、友達とのおしゃべりを楽しむ若者や、暇つぶしにサッカーを見に来たおじさんでいっぱいでした。実はパブとは、パブリックハウスの略なのです。つまりみんなの憩いの場。それを証明するかのようにパブはどこにでもある身近な存在で、人々は思い思いの時間を過ごしています。

少しリッチなランチでした。
 それでは、はじめに。私がなぜ留学をしたいと思ったか。その理由は二つあります。大学3回生になって、部活を引退しました。それまでの私の大学生活は部活中心と言ってもいいくらい、部活一色に染まっていたので、引退したあとの生活が退屈で仕方なかったんです。卒業してしまう前に、何か刺激のあることをしたい、そう思っていました。たぶん、日本にいても生き生きした毎日を送ることはできたと思う。でも、そこで留学をしようと思ったのは、社会人になったらそんな簡単に海外に、しかも勉強のために行くことはできない、と思っていたからです。
 というわけで、退屈さから脱け出すため、社会人になって行けなくなる前に、海外留学を決めたのです。
留学仲間と☆
 ここでの10ヶ月間は、いい意味でも悪い意味でも刺激的で、毎日いろんなことを考えました。自分自身について、日本について、人間関係について、留学についてなどなど。異文化の中で生活をするということの大変さや素晴らしさについてもたくさん考えました。
 自分から”Hi!”って話しかけることがどんなに勇気のいることか。相手に”Thank you!”って言われるだけでどれだけ嬉しいか。言葉が通じないだけで、こんなに単純なことでも感じ方が全然違うんです。

プログラムリーダーには、本当にお世話になりました。
 イギリスに留学しようと思ったのは、自分の中でイギリスはどこか憧れの場所で、イギリス人の話す英語の方がアメリカ英語よりも好きだったから。もちろんイヤな思いもたくさんしたし、つらいこともあったけれど、それでもイギリスを嫌いにならなかったのは、そんな中でも自分のお気に入りの場所やイギリス英語や、自分によくしてくれる人たちが近くにいたからだと思います。こっちに来て初めの頃は、イギリスの受け入れられない文化やイヤな面を知って、自分の中のイギリス熱が冷めかけたこともあったけど、今はそういう面もちゃんと見えてよかったと思っています。どんなこともすべて経験で、それが留学なんだと思うから。むしろいい面にもイヤな面にも両方気づけたことっていいことじゃん? と思うようにしました(笑)
 また、漠然と憧れていただけでよく知らなかったイギリスで、実際に見聞きしてわかったことがたくさんあるし、自分の好きな街や好きな建物様式が見つかったことは、私にとって大きな収穫でした。私は、特にヨークに多く見られるチューダー朝の建物が好きになりました!

 こっちで知り合った日本人とよく話していたのは、「人がその国のイメージを作る」ということです。何かイヤなことを言われたり、怖い人に会ったりすると、それはごく一部の人なのに、その国自体をイヤだと思ってしまったりしますよね。逆に、何かよくしてもらったり、嬉しいことがあると、一気にその国のイメージもよくなる。なので、私が誰か日本人以外の人と接するとき、日本のイメージを下げたくないと思ったし、いいイメージを持ってほしいと思った。他国の留学生やイギリス人と接するときは、そういうことに気をつけていました。案外日本が大好きみたいです、わたし(笑)

大学院の友達には、誕生日も祝ってもらいました☆
 10ヶ月間のイギリス生活で、二つ目の私の留学理由を根本から覆すような出会いがありました。それは、大学院生との出会いです。彼らの中には、大学を卒業してすぐ留学した人もいれば、仕事を3年くらいやってから来た人もいるし、中には定年退職したあと自分の趣味を深めるために留学した人までいました。社会人になったら留学できないかも…と思っていた私にとって、その人たちとの出会いは衝撃的で、私の考えを180度変えるきっかけになりました。彼らと出会って思ったんです、何かをするのに遅すぎることはないんだな、と。なので、もしこの先、私にも次のやりたいことができたら、年齢に関係なくやってみようと思うようになりました。
こんな豪華な誕生日でした!
 また、大学院の人たちには可愛がってもらって、よくいろんな話をしました。就職について、人生について、恋愛や結婚についても。料理をごちそうになったり、お酒の飲み方を教えてもらったり…特にコースに分かれてからの後半は、大学院の人たちと話すことが自分にとっていいストレスの発散方法でした。大学院での勉強は本当に大変そうで、その人たちに比べると自分の授業内容や課題数はほんの少しにしか感じず、彼らの頑張ってる姿を見たり、話を聞くたびに、それよりも楽なはずなんだから私も頑張らないと、と励みにもなりました。
 というわけで、学校の勉強に疲れては癒しを求めて大学院の友達に会いに行っていたわけですが、それ以外にも休み期間の旅行などで私生活は充実していたんじゃないでしょうか。イギリスの留学生活のメリットの一つは、何といってもヨーロッパの国々に気軽に、しかも比較的安く行けるということです。英語圏以外の国に行って、コミュニケーションの大変さと大切さを改めて感じさせられたり、それぞれの国の雰囲気の違いに触れたり、本当にいい経験と思い出ができました。

 意外と大変だったのは、寮生活です。他人とひとつ屋根の下で暮らす経験なんてなかったので、どんな風に振舞えばいいのかとても戸惑いました。そこで学んだことは、主張する大切さとお互いに妥協することです。同じ空間で生活するわけだから、お互い気を遣うし、時には我慢しなければならないこともあるし、強気でいなきゃいけないこともある。文化が違うわけだから、うまくいかないことももちろんありました。でも、同じ年頃のイギリス人の生活を間近で見えたので、そこは結構おもしろかったです。
これが本場のパブです!
 フラットメイトとうまくいかなかったり、思うように授業になじめなかったり、つらいことがあったときは、こんな遠いところまで来て、自分はいったい何をやってるんだろうと、悲観的になったこともありました。そんなときは、友達や大学院の人たちなど、いろんな人に話を聞いてもらって、元気付けてもらったり、いろんな考えに触れたり、少しだけ現実逃避でネットに没頭したりもしました。
 でも、今思うのは、どんな状態でも、必ず乗り越えることはできるなということです。つらい状況の真っ只中にいるときは、苦しくてたまらないし、周りの方がよく見えてしまったりするけれど、いつの間にかその状況はよくなっていたりする。あるいは、その状況に負けないだけの自分になれていたりする。人間って、結構打たれ強いんだなぁと実感しました。それに、つらいからってイギリスにいることを否定してしまっては、それまでの自分までも否定しているようで、なんだかもったいないとも思っていました。

 今はまだ、日本に帰る荷造りや友達との別れにバタバタしていて、自分がこれから日本に帰る実感も湧かなくて、自分の中の留学の答えみたいなものは出ていないけれど、この10ヶ月間悩んだり落ち込んだりしたこと、嬉しかったことや感動したことはこれからも絶対に忘れません。いろんな意味で本当に刺激的で充実した生活を送れたと思っています。

いろんなお酒があります。やっぱりギネスは欠かせません!
 さて。そんなこんなで、いろいろあった10ヶ月間ももぅ終わりです。今まで過去10回の留学体験記を読んでくれたみなさん、本当にありがとう。この体験記が留学に興味あるみなさんの役に少しでも立っていたら嬉しいです。留学って、その人によって感じ方も学ぶことも全然違うので、いつか留学をしたときに、自分なりの楽しみ方を大切にしてください☆ きっと、その国で体験したことに無駄なことはないと思います。
 また、留学だけじゃなく何かに興味があるみなさんも、やりたいことがあるならぜひ挑戦してみてください。「やらなかった後悔よりも、やってからの後悔の方が全然ましだ」と誰かに言われたことがあります。その通りですよね。少しでも興味のあることなら、どんどんやっちゃいましょう! きっと、それは次のステップに繋がっていると思います。
 …なんだか少しかっこつけたことを書いてしまいましたが。みなさんのこれからを応援しているので、楽しみながら頑張ってくださいね。
 そして、最後に。私に体験記を書く機会を与えてくださった上村先生を始め、E’sアカデミーの先生方、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました! 1月29日、ニューカッスルより。
筆者・乾恵理子さん…徳島北高校卒、神戸市外国語大学(外国語学部英米学科)在学中。2006年4月より1年間イギリスに留学。その他については筆者開設のブログBliss Outにて。
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