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| メドレーリレー健闘記、とは言いつつも、やはり個人ごとに命題を持つことが、ステップアップへの近道である。ダッシュやミケンは、マスターズ直後から個々の課題を把握して、個人の能力を向上させることに邁進しており、おそらく、この数年の経験からも、実績を積むであろうことは間違いない。だからこそ、経験者であるスマイリーがカギを握っているのだ。 スマイリーは、本来、かなりハイレベルな選手であった。スマイリーが徳島県記録を更新した10年前、徳島県には、何と全国レベルに達する3人の『小松』がおり、通称『3小松』などと呼ばれていた時期があった。中でも、スマイリーは、高校2年生時に出場した日本選手権で高校生ながらB決勝に進出しているという実績の持ち主だ。その種目こそが、200個人メドレー、通称『2コメ』である。 日本水泳連盟によると、現在、国体の正式区分として採用されている『成年男子30歳以上の部』が、来年にでも廃止されそうな勢いだ。すると、今年29歳になるスマイリーは、30歳以上の部(31歳になる学年から出場可能)に出場することがなくなってしまう。残念だ。 だが、全国実業団水泳大会には、その区分が当然存在している。バイオが出場しているのも、その『30歳以上』の区分なのだ。しかし、そんなことより、スマイリーの『ゆるーい』練習を『きつーく』するには、現役当時の輝きを取り戻せる2コメが一番イイと判断したのが当編集部である。 この思いに応えないスマイリーではない。スマイリーは、それだけではなく、編集部の意志に応え、且つ、『勤労者大会』ではなく、『徳島県選手権獲得者』に『四国進学会』のチーム名を刻み込むべく、猛練習に入る予定である。無論、仕事は毎日、多忙を極める。しかし、前年より仕事が楽になる…などということは、ありえないのだから、もはややるしかない! と決めたスマイリーの決意は美しい。 リレーのランキング1位と平行して、ここにスマイリーの『目指せ県記録』もテーマとして設定することを編集部が宣言しておく。2分10秒59。これを破った時点で、徳島県記録には『四国進学会』の名が刻まれるのだ。がんばれ、スマイリー! 途中経過はどうであれ、ベクトルはスタートからゴールまでを表す。どっちにしても、スマイリーの7月30日は2コメが待っているのである。 以下、参照図(編集部員作成図)]
(逃げられない、夏) |
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