第4話 野望いっぱい
 2006年度の大会参加を会社より許可していただいた四国進学会水泳部。ミケンに襲いかかるプレッシャーは尋常でない… のは、毎度のことなのだが、やはり今年もミケンには新たなる試練が訪れようとしていた。
 6月のマスターズ大会に、ダッシュ吉田がどうやら、50バタフライにエントリーする模様であるという情報を当編集部はキャッチした。ここに独占インタビューを敢行する。
編集部員 「ダッシュさん、今度の6月、50のバッタに出るという噂を聞きましたが」
ダッシュ 「むふっ」
編集部員 「では、本当なんですね?」
ダッシュ 「むふむふっ」
編集部員 「1人で出るおつもりですか?」
ダッシュ 「むふむふむふっ… 違うわ
編集部員 「では… やはり?」
ダッシュ
「むふむふむふむふっ。その通り!
 ダッシュの「むふっ」という言語に慣れていない読者のために翻訳をしておこう。ダッシュの発する「むふっ」は、他人を巻き込むたびに発する言語なのである。

 つまり、どうやら、誰かを巻き込む… もとい、勧誘する魂胆なのであろう。となると… 当然、矛先は2児パパのミケン以外にはありえない。無論、ミケンはこのことを知るよしもない。ミケンは、常に自分の置かれた境遇を、この連載で知るのだから… 。そんなことを編集部員が感慨に浸りつつ思っていたら、ダッシュに近づく怪しい影が… 。バイオだっ!

バイオ 「では、バッタ。ミケンとともにがんばってくれよ」
ダッシュ 「わかってますって、むふむふっ」
バイオ 「あの、『野望』を達成するまでの第一歩やからな」
ダッシュ 「むふむふむふっ、確かに」

 野望? 何だかよくわからないが、今年、四国進学会水泳部は大いなる野望を持っていることがうかがえるぞ。おそらく、この連載で徐々に明らかにされていくのであろうが、早く知りたいものである。

 とりあえず、現段階でわかったのは、ミケンがダッシュに巻き込まれて、50バタフライに参戦することが決定した、ということだけである。

(もうちょっと、続きまくらせていただく)

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