第19話 充実いっぱい
 何と19回目を迎えた今回の連載も、いよいよ終わらせていただくこととなった。6月11日はミケンの底力が発揮されるにちがいない。そんな期待を抱いていると、どうやら最後にミケンが『完全非公開』で練習をしたというニュースが飛び込んできた。
 大会前々日の金曜日。ミケン、ダッシュ、スマイリーの3人が、それぞれバラバラの時間帯で練習を行ったらしいのだ。
 さらには、大会前日の土曜日にもミケンは、ひそかに練習を積んだという。内容は、『完全非公開』だけに、当編集部でも把握していない。残念だ。
 しかも、ミケンが何に重点を置いたのか、さえが不明なのである。
 チームのことを考えて、25フリーなのか。
 先を見据えて、ターンに取り組む50フリーなのか。
 ダッシュとの直接対決を行う25バッタなのか。

 だが、編集部はミケンを信用しきっている。男ミケンがビキャンビキャン言わせながら戦いに臨むとき、きっと、伝説が生まれることを。

 そんなとき、嬉しいニュース、且つ、いやなジンクスを呼ぶニュースがバイオのもとに届いたのだった。
 それは、卒業生でプロ野球選手である牛田投手からの連絡だった。6月4日(日)、大会の1週間前のこと。

牛田投手 「先生、自分、明後日の楽天戦から1軍に合流します」

 今年で3年目となる牛田投手だが、やはり中継ぎ陣の層が厚い横浜ではなかなか1軍に定着するのが困難だ。が、牛田投手は毎年、1軍で登板を何回かしている。しかも、1軍に上がるのが決まって、我が四国進学会の大会直前なのだ。2年前は勤労者大会の前日。1年前は、このマスターズの前日。今年は1週間前、である。
 そして、牛田投手は6月6日(火)楽天戦で今季1軍初登板を2イニング無失点1奪三振で飾った。さらには、9日(金)には2イニングノーヒット4奪三振!
 ここ2年とは違い、大会前に登板し、いい結果を残してくれている。
 さて、いやなジンクスとは…。
 牛田投手が上がった直後の大会で、今まで必ずミケンは本人曰く「あれは、いかんでしょ」という醜態を見せているのだ。
 2年前は蔵本で、『マイペース』で泳ぎすぎて…。
 1年前はリレーのバックで…。

 今年こそは、今までと違って三度目の正直を見せてやろう! と決意するミケン。今後の活躍を期待しつつ、ペンを置かせていただく。

 えっ、結果? それは、2006年徳島県夏季マスターズ大会、の水泳部活動報告を御覧くださいませ。

(終わったようだ…)

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