第9話

こころやまし《心疾し》 「物足りない」

 さてさて、ようやく重い腰を上げつつある、はまんちゅ。しかし、まだまだ本気モードになっていないかも知れないという事実が判明した。
 そう、ご存じ「コーチ日記・はまんちゅ編」を続々と編集部員は入手しているのだ。
 今回、ご紹介するのは大会まで残り1ヶ月と迫った5月半ばのモノである。

『今日のレッスンは11時30分からでしたが、はまんちゅが現れたのは11時45分。

 きっと、はまんちゅは時間を間違えたんだ…。

 きっとそうに違いない!

 泳げなかった15分を挽回せんとばかりに久々のスイム300を頑張っていたのでコーチは満足ですよ?』

 最後の「?」が、純夏コーチの複雑な心境を表しているではないか。あくまでも純夏コーチは、ただ、はまんちゅに楽しみながらタイムを出して欲しいだけなのだ。(限定)

 そんな純夏コーチの思いに応えるためにも、はまんちゅは、きっと物足りない分を取り戻そうとしていたのだ。それを伝え聞いた水泳部員たちは感動している。これは、イカン。はまんちゅの熱意に応えるべく、自分も猛練習せねばイカンミケンをはじめとして、モリタコウヘイ、さらには副校長燃える思いを新たにしたのだった。
 どんなに追い込まれても、自らを鼓舞する。これが四国進学会水泳部の真骨頂であろう。はまんちゅよ。君のその「熱意」は、間違いなく、水泳部員の皆々様に伝わったぞ! 今後のミケンモリタコウヘイの動きに注目だ!

(やっぱり、続けるしかない)

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