第9話 げっ?
(番外編か? これは「ミケン日記」ではないはずです)
 マスターズの要項は、4月17日、徳島県水泳連盟の総会に出席したバイオがもらってきた徳島県水泳要覧の中に入っていた。バイオは、おもむろに要覧を手にすると、マスターズの大会が年度内に2回、夏季(6月)と春季(3月)に開催されるのをまず確認した。そして、ゆっくり6月12日の要項を開いた。噂通り、マスターズ大会のリレー種目に、120歳以上の部、さらには、119歳以下の部までが新たに作られていたのを見て、バイオは大事な会議中であるにもかかわらず…ニヤリ
 これで、ハイパーの出場は冗談ではなく、決定した。だが、バイオは悪巧みをまだ終えていなかった。
バイオ 「いくら、リレーに出るったって、個人種目に出なんだら、やっぱり面白くないなあ。ハイパーも何か個人種目に出してやろう」
カントクに続いて、バイオも「御好意」を発揮しはじめたのである。バイオはハイパーに相談することもなく、悩んでいた。それを横の席にいる、ミケンが見ていた。
《ミケン》 「ビキャンビキャン、なあ、せっかくや。ハイパーさんにも、お前の去年の苦しみ…もとい、楽しみを味わわせたろうや、ビキャンビキャン」
ミケン 「そうやな、オレも、それで成長したんや。やっぱり、ハイパーさんも、これから競泳人生をエンジョイしてもらわな、いかんよな」
《ミケン》 「そうやで、ビキャンビキャン」
ミケン 「バイオさん、ハイパーさんも、当然、何か個人種目に出るんですよね?」
バイオ 「おっ? 当たり前だろ。せっかく、ミケンが50バタフライに出るのに、ハイパーが出ないわけにいかないだろ」
ミケン 「……」

 ハイパーと共に、ミケンも嬉し恥ずかしの6月を迎える。

 げっ? ハイパーネタが少ないぞ…。

(それでも続きまくる)

<<水泳部TOPへ