第7話(最終回) 接続詞
  さて、何の盛り上がりもないまま、ついに最終回を迎えてしまったこの連載。だが、各部員を取り巻く環境やノルマは次第に騒がしくなりつつあるようだ。

 何よりも仕事面においては、夏期講習会に突入してしまった。今年度から、部活クラスの新設をはじめ、時間帯・時間割設定の変更のように、大幅にシステムの変更が行われた四国進学会水泳部員たちが所属するイーズアカデミー。その、新システムを支える中核とも言える働き盛りの講師たち。それこそ、我らが水泳部員なのだ。ほとんどの部員が、責任感と若さを前面にアピールしているため、各校舎を開ける役をも引き受けたがっているのだった。
 だが、実際に大会が近づき、練習にも通いつつ、仕事も怠らない部員たちに、やや疲労の色が見え始めた。そんな直前の7月23日、当日のタイムテーブルが発表された。その情報により、本番ではスマイリーの50ブレに予選が行われることも発覚し、スマイリーは当日、3回もレースに出られるという特権を手にしたのである。

 そんな時、ミケンは大きな大きな転機を迎えたのだった。

 2007年7月24日。ついに、ミケンは30歳の誕生日を迎えたのだ。水泳部員たちからの祝福にミケンはこのように応えた。

ミケン 「ありがとうございます。筋肉痛がとれにくい体になってきておりますが気持ちは若く生きていきます」
そう、ミケンは30歳を機に、いっそう若返っていくつもりであることを決心したのだった。さらには、こんなことも…
ミケン 「ハイパーさん、スマイリー君、お先に失礼します」

 同級生トリオの中で真っ先に30歳になり、「お先に」という言葉で、いっそう水泳のタイムを上げる宣言をしてしまったミケン。さあ、本番はダッシュと好勝負を期待したいものだ。いや、せねばならないのだ。むしろ、勝たないと、いつまでもミケンが主人公のまま、毎年の連載が続いてしまう。そうなると、ミケンよ。またぞろ種目が増えてしまい、いつの間にか何でも泳げる個人メドレースイマーになってしまうぞ。それを防ぐためにも、打倒ダッシュなのだ。

(構文)ミケンはダッシュを倒さない限り、いつまでも水泳部の連載で主人公として人々を楽しませる役割を担い続ける。

Unless Miken beats Dash, in our series he will forever play the leading character which amuses us.

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