2006年度 徳島県勤労者大会編

2006年7月30日(日)
 2006年7月30日(日)は、例年より遅い梅雨明け直後の、朝から暑い暑い一日だった。6月のマスターズが終わってからというもの、リレーでのランキング1位を目指していた我らが四国進学会水泳部だったのだが、モロモロの事情によりリレーを断念し、ダッシュの50フリースマイリーの50フリー&200コンメにおける参加となった。翌週に実業団を控えるバイオは大会役員としての参加であった。

 朝、アップの時間。スマイリーとダッシュが久々の長水路プールにゲンナリしていたのは言うまでもない。二人とも、「長い…」という言葉を残し、プールの中に埋没していったのであった。

 さて午前中の最後にスマイリーの2コメが行われた。この種目、勤労者の部で参加しつつも、徳島県選手権一般男子の部に混ぜてもらい、同時に泳がせてもらうことになった。若い衆が3人。だが、スマイリーもだてに徳島県記録を保持し続けているわけではない。彼の2分10秒を未だに誰も破れないほど立派な記録を持っているオトコ、それがスマイリーなのだ。無論、現在は仕事に燃えるスマイリーなので現役当時と同じタイムを望むのは酷だが、それでも2分18秒くらいは出すであろうというのが大方の意見だった。

 号砲一発。スマイリーは相変わらず抜群のスタートから勢い…を抑えてフンワリフンワリとバッタを泳ぐ。それでも身体の大きさと蓄えた脂肪が、うまいこと水に乗る手助けをしてくれた。ユッタリとしながらも29秒で入った。皆、「これは…いけるかも」と思った直後、驚くほどユーッタリとバックを泳ぎ始めたのだった。
 スマイリーはバックでも全国に名を轟かせた選手である。そのスマイリーのバックは、明らかに…ゆっくりだった。
 そして、さらなる優雅さでブレを泳ぎきったスマイリーに余力はなかった。ラストのフリーは、顔が笑っているのか泣いているのか怒っているのか夢うつつなのかわからない恍惚にも似た表情であった。若い衆の追撃を何とか交わし、貫禄の1位ゴール。だが、タイムは約20秒もベストより遅い2分29秒であった。
 しかし、この年齢で、しかもほとんど練習を積むこともできずに2コメを自らの意志で泳げるスマイリーには拍手喝采であろう。読者の方々も、もしスマイリーと会ったら、「お疲れ様」と声をかけていただきたい。
バックをゆった〜りと泳ぐスマイリー小松選手。
小松選手200個人メドレー

 昼休み後、ダッシュとスマイリーが50フリーを泳ぐ。ダッシュは30歳以上の部。スマイリーは一般男子の部。共に勤労者大会なのだが、年齢区分が違うのだ。つまり…二人とも優勝するのだ。

 このレースにはテーマが2つ。ダッシュは、この6年間でのベストタイム35秒2を突破すること。スマイリーは徳島県選手権において女子50メートルフリーに出場する、奥様でもあり四国進学会水泳部アドバイザーでもある旧姓源純夏様との勝負なのである。
 先に泳いだ純夏様は、自己ベストで日本記録でもある25秒1には届かなかったものの、貫禄のタイム26秒39で泳いだ。

 スマイリーもダッシュも各々のテーマに向けて、静かに燃えている。
 二人の自らとの勝負が始まった。
 ダッシュは、前半から頑張ってスマイリーについていった。スマイリーも見えないライバル「奥様」を追いかけてとばす。25を過ぎてから、スマイリーが加速した。
 スマイリーは加速しきったところでのゴール。タイムは…26秒30! 奥様に0.09秒勝ったのを確認したスマイリーは大きくガッツポーズ。
 一方のダッシュは後半やや減速。だが、6年間の最高タイムである35秒01でゴール。来年こそはバッタでの参戦に意欲的であった。
 リレー出場を断念したものの、3枚の賞状を持ち帰った二人の活躍に大きな拍手を捧げたいと思う。

飛び込んだ直後からリードする小松選手(下)。吉田選手(上)が、差を広げさせないように追う。
吉田選手・小松選手50自由形
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