2004年度 徳島県勤労者大会編

平成16年7月25日(日)
 暑い日だった。

 平成16年7月25日(日)。今年も快晴。気温は、知りたくもない。
 朝、8時に蔵本集合。今年は初出場のミケン森田を加えて、常連のダッシュ吉田とバイオ山本は、ちょっぴり嬉しくなっていた。
 今大会から、バイオ寄贈の四国進学会控え用毛布というニューアイテムも登場し、一段と充実している。
 前の晩、卒業生の牛田さんから、バイオのもとに電話が入った。

「先生、自分、明日からやっと1軍に上がるんすよ!」

 これは嬉しい。早速、バイオはダッシュとミケンにも連絡をした。これをきっかけに、皆で好タイムを……と思っていたバイオだったが、当日のあまりの暑さに、そんな嬉しさも少しトーンダウン気味だった。

VS

 開会式。徳島県水泳連盟会長の挨拶を少し引用しよう。

「なお、本年も勤労者の部に『四国進学会』より、『森田君と吉田君』が50メートル自由形に出場致します。100メートル平泳ぎには『山本君』が出ます。山本君は来週行われる秋田での全国実業団にも参加致します。毎年、多忙の中出場してくれる『四国進学会』の選手に敬意を表します」

 会長は絶賛してくださった。
 しかし、ダッシュとミケンは、かえってプレッシャーがかかってしまったようだった。
 さて、レース。ダッシュは、最近、メキメキと力をつけている、ミケンが怖くてしかたがなかった。

ダッシュ 「もし、ミケンが速すぎて、見えんようになったら、どないしよう…」
 果たして、ダッシュの不安は当たった。
 スターターの「用意っ」を聞いて、号砲一発。勤労者の部に出場している2人は、思い切り飛び込んだ。ダッシュが顔を上げたら……なんと、ミケンの姿が見えない。ダッシュは焦った。

弱気な森田選手。さて、レースの模様は…
50m自由形

ダッシュ 「いかん。ミケンのヤツ、オレを置いていきやがった。このままでは、かっこうがつかん

 そう思ったダッシュは、メチャクチャぶっとばしたのだ。しかも、どんなにとばしてもミケンの姿が見えない。「ヤバイ」と思いつつ、ダッシュは泳ぐ。力一杯泳ぐ。そして、ついにゴール。なんと、この4年間で最も速い35秒1だった。
 一方、ミケンは、ダッシュに確認されないほど、後ろを泳いでいたのだ。詳しくは「ドタバタ水泳部日記11話」にて。

 ちなみに、県選手権と並行して行われた今大会。普通、表彰は「選手権獲得者」だけなので、表彰台は1位用にしか使われない。しかし、この勤労者の部のために、2位の表彰台を用意し、その瞬間だけセットしてくれた水泳連盟の皆さん、そして、運んでくれた徳島大学水泳部の辺見君(E'sの卒業生)、ありがとう。

 バイオは、次週の全国大会に向けての「慣らし」だったらしい。
 さて、閉会式直前。会長が、ダッシュとミケンの健闘を称えて、言った。

会長 「来年も、頑張ってくださいよ。勤労者大会の灯を消さないようにね」

 ダッシュとミケンは、肩で大きくため息をついた。

 暑い日だった。

ふがいない結果に土下座する森田選手。いえいえ、すばらしい感動をありがとうございます。 まずは勝ててひと安心の吉田選手。この対決、来年以降が楽しみです。 今回3選手が獲得した賞状。塾長室の壁を一周する日は近い。
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