2003年度 徳島県マスターズ夏季大会編

 前年度の3月に行われるはずであった「春季マスターズ大会」が、会場の都合により中止となった。その大会に向けて、頑張って泳いでいた、バイオダッシュは、眼前の目標を見失い、少し怠惰なトレーニング生活を送っていた。が、6月に「いしいドーム」で夏季大会が行われることになり、しかも、そこには副産物ともいえる、ミケン森田の初出場も決定し、ますます盛り上がってしまった。ミケン森田の出場経緯に関しては、「新婚森田のドタバタ水泳部日記」に詳しいので、そちらを御一読いただきたい。
常連の吉田選手(左)と、デビュー戦となる森田選手(右)。
 さて、6月13日(日)。朝から恨めしいほどの快晴。2日前の台風の影響など微塵も感じさせないほどの好天候。とはいえ、「屋内プールに天気なんか関係ないやないかいっ」と突っ込まれそうだが、控えが屋根はあるものの、屋外なので、好天候であるに越したことはない。

 朝、8時集合という過酷なスケジュール。だが、今回参加する3名は、塾講師としては異例の早起きメンバーなので、大丈夫…と思いきや、やはり眠そうな3名であった。

 参加種目はバイオレンス山本が35歳区分(35〜39歳)の25背泳と100平泳。ダッシュ吉田が25歳区分(25〜29歳)の25自由形と25背泳。初出場のミケン森田は25歳区分(25〜29歳)の25自由形である。会社の好意により新調したばかりの水着を装着して、いざ出陣。
 控え場所は、バイオダッシュが個人的に所属しているTSD(徳島スーパードルフィン)と一緒の毛布に座らせてもらう。
今夏からデザインを一新した水着。左には[E'sアカデミー]、右には[四国進学会]の黄色いネームが。ただし背泳では目立ちません。
 刻一刻と時は流れ、ダッシュミケンの25自由形を迎えた。2人は並んで泳ぐのである。ダッシュは、ここ最近、めっきりスプリント力を高めており、14秒台が期待されていた。一方、ミケンは初めてタイムを計った6週間前に24秒。皆が、注目する中でのレースとなった。
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 選手紹介のコールも済んで、撮影班ハイパー市原と、応援班ポイズン森川、それにレースを控えるバイオが見守る中、ピストルが鳴った。
 3コースのダッシュは相変わらずの好スタートから2コースのミケンを引き離す。やはり素人同然の選手では…と3人が思うや否や、グイグイとミケン森田は手をぶん回し始めた。一かきでグゥィッと進む。グゥィッグゥィッと追いつめる。一方のダッシュもピッチを上げた。身体1つくらいの差でダッシュがゴール。で、ミケン森田も遅れることわずか1秒5でゴールした。タイムはダッシュ16秒012位ミケン17秒563位であった。

25m自由形

 背泳は、出場した2人からのコメントが届けられていない。バイオ16秒783位ダッシュは不得手(むしろ、1度も泳いだことがない…)なので22秒25優勝した。あっ、ダッシュからの一言が届いている。んっ? 映像だけらしい。
吉田選手25m背泳ぎ
山本選手25m背泳ぎ
吉田選手コメント
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 午後最後の競技である100平泳。バイオは、スターターにある頼みをしていた。
「なあ、お前が『よういっ』って言ったら、すぐ飛ぶから、それに合わせてピストルうってくれよ」
 バイオは、大会役員がそんな不正に手を貸すはずもないのに、「よういっ」に合わせて飛ぼうとした……が、ピストルは鳴らない。ふらっとしたものの、なんとかこらえて、泳ぐ。前半からスウイーッスウイーッと。

100m平泳ぎ
 後で、「優雅」とコメントした同僚がいたらしいが、本人は必死である。ハイペースでとばし、前半は34秒79バイオはこの6年間、全国実業団の50平泳に4回出場して、最高が35秒10なのだ。それを上回るハイペース、いや、快ペース、いやいや、乱ペースはバイオの心臓に負担を与えた。バイオは心臓が「キュンン」と鳴るのを50のターン後に本当に聞いたらしい。心臓を気遣いつつゴール。タイムは1分14秒69。なんと、これまた30歳を超えて7年目(36歳ですよ)にして、この7年間で最も速いタイムを叩き出した。

 部員達の次なる予定は、7月25日に蔵本で行われる県の勤労者大会である。伝説が、きっと、また生まれる。

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