京大生直撃インタビュー
数々の大学を紹介してきたE's通信大学だより。今回は特別編として、実際に京都大学にお邪魔して、京大に通っているE'sの卒業生たちにインタビューをしてみた。

やりたいことができる大学
上村 世間一般の人から見れば、京大生はエリートなんだけど、その辺みんなはどう感じている?

多田 入学するまでは、憧れもあって、僕も「京大生はエリートだ」と思っていたけど、いざ入学をしてみると、周りが京大生ばかりなんで…当たり前か。そんなわけで、今は特別な意識は持っていない。

森西 エリートだと思われるのはイヤ。自分としてはいたってふつうの学生だと思っている。

柴山 教授たちは、エリート意識を持っているみたいだけどね。

上村 よく京大は自由な大学と言われているけれど、その辺は?

原田 思った以上に自由な大学ですね。出席を採らずに、試験さえ受かれば単位をもらえる講義もたくさんある。

森西 勉強をやっている人とやっていない人との差が激しくて、目標を持っている人、例えば「司法試験を受けるんだ」とか思っている人たちは、寸暇を惜しんで勉強しているみたい。

柴山 工学部は、時間もたっぷりとれるし、設備も整っていて、いろんな研究をしてみたい人にとっては、恵まれた環境だと思う。日曜日でも、研究に没頭している人がたくさんいる。
卒業後の進路は
上村 卒業後の進路は決まっている?

森西 旅人!!(笑) E'sの個人カードにも、将来の目標は「旅人」って書いたと思う。

多田 大学に残って、環境の研究をしていきたいという気持ちもあるけど、廃れつつある日本の伝統工芸の後継者にもなりたい。刀鍛冶とか。

上村 京大出身の旅人に、京大出身の刀鍛冶か…

原田 僕は大学に残って薬の研究をするつもり。

柴山 大学に残って化学を極めたい。あと、NASAが進めている火星の探索もすごく興味があるので、それに関連する仕事もしてみたい。
受験勉強によって得たもの
上村 京大に入ったことが役立ちそうな人と、役立ちそうにない人がいるけれど(笑)、君たちにとって受験勉強ってなんだったんだろう。

柴山 受験生時代は、自由を手に入れるための手段としか考えていなかったけれど、今は、そのときに得た断片的な知識が一つ一つ繋がってきて、将来的には役立ちそうに思う。

原田 受験が終わったときは、「やっとぐっすり寝られる」という気持ちが大きかった。「何も考えずに寝るぞ!」って(笑)。けど、大学で選択している「日本古代中世文化論」にはまってしまって、特に平安王朝の話が面白く、寝る間も惜しんで本を読んでる。その本を読むのに、受験生時代に勉強した日本史が役立っている。

多田 総合人間学部でも、政治・経済を学ぶときに、日本史の知識は役だっている。受験生時代は、歴史なんか覚えても、受験が終わったら一生使わないだろうなと思っていたけれど、人類の大きな歴史の流れを考えるときには、断片的な知識でも必要なことがある。

上村 使い方が分かって、初めて役に立つと言うことだね。

森西 受験勉強という、範囲の決まった勉強をする中で、事象や書物などをどうすれば理解できるかという、理解するまでのアプローチの仕方が分かったような気もする。

上村 そうだね、受験生は大学合格がゴールのように錯覚しがちだが、実は受験勉強は自分の将来のための土台であり、また大切なひとつの通過点ともなっているんだ。君たちはそれが分かっているから、大学での勉強も目的を見失うことなく必要なものを自分で選び、またそれを活用しているんだね。みんな、大学生になって一回りも二回りもたくましくなったね。今度会うときは、さらに大きな人間になっているだろうね。
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