平成13年10月7日 午前8時。快晴。
去年も快晴。親孝行? の生徒達を乗せてバスは一路高松へ。教科書や参考書で読みなれた「平家物語」。今回の修学旅行のテーマは、平家一門の最後と、戦乱の世に精一杯生きた女性の一生。折から、アメリカとアフガニスタンの軋轢が深まる中(8日未明、空爆開始)、戦士と女性の悲しい人生を訪ねる旅になるとは・・・・・。
高松道は快適そのもの。あっという間に高松市にある「平家物語歴史館」に到着。御世話係の方の軽妙な案内で各場面を堪能。

一の谷の合戦・祇王・清盛死去・敦盛と直実・扇の的・安徳天皇入水等、17場面にわたる歴史再現は、事前の勉強の甲斐あってみんな納得と感動の連続、っていうのは大げさかな? 
とにかく、「一の谷」を追われ、「屋島の合戦」に破れ、「壇ノ浦」で滅ぶ平家の最後は、明日の「祇王寺」「滝口寺」の「女人平家」に私達を誘ってくれる。
屋島檀ノ浦にある、平家陣営の行宮跡といわれる「安徳天皇社」を散策の後、屋島山頂に登り、源平の合戦蹟を見下ろしていると、誰かが、「お腹が空いたよー」。

豪華昼食は、じつにユニークなおじいさんの道案内と名物「讃岐うどん」のオプション付き。エアトラベル徳島の河野さん、有り難う。高校生はよく食べるのです。でもあのおじいさん、高校生に「足許に注意して」。ご自分のほうが・・・・・・・・。いやいや、参りました。

高松道を引き返し、鳴門ICからは三木JCTを経由して京都南ICへ。バスの中では祇王、滝口入道についての講義に花?が咲く。寝てる人は一人もいなかった。はず。

17時30分。京都、金閣寺(鹿苑寺)隣の「京都パストラル」に到着。部屋割りをして、食事。京料理に舌鼓。今回の旅行は、お食事大正解。来年もうまくいきますように。

9時までは自由時間。それぞれが四条、京都大学、清少納言墓所、一条戻り橋、小野篁墓所など有意義に探索。就寝までの間は、「祇王」の入試問題を必死で解いてそのままバタリ。かくして京都の夜は更けゆくのでした。
平成13年10月8日 午前8時起床。快晴。空爆始まる。
早速、昨日の宿題合わせ。世界平和についても引率の上村先生が沈痛な面もちで訓話。
祇王寺

清盛に愛され、仏御前への橋渡しをしたが為に、清盛に捨てられ、母・妹とともに世を捨て仏門に入る。
仏門に入った祇王の不幸を思い、「いずれか秋に・・・・」と無情を胸に剃髪した仏御前とともに、四人で往生の本懐を遂げた寺。いつの世も、戦乱の不幸を背負うものは、果たして誰なのだろうか。
滝口寺

滝口入道と横笛の悲恋の寺。

主君の命に背いて恋に迷う、斉藤滝口時頼。自責の後出家した時頼を追って、せめて自分の心の内をと、横笛は露と涙で袖を濡らし痩せ細って訪ねた。しかし、心を鬼にして居留守を使った時頼に、ブロークンハートで帰され、横笛も尼となる。叶うことのない恋のために、出家した一組の男女のプラトニックラブ。
寂光院を時間の都合と、未修復の現状からパス。建礼門院徳子に手を合わせながら、宇治へ。
平等院


ここからが、「平家」を離れ「源氏物語」の世界を遊んでみようという、今回の修学旅行のチョウ贅沢なとこ。平等院で国宝の阿弥陀如来見て、雲中供養菩薩見て、「抹茶ソフト」食べて、アレ? まっ、いいか。

1052年、宇治関白頼道公が、父道長公の別荘を改め寺院にしたもの。源氏物語「宇治十帖」縁の地としても知られ、周辺には源氏フリーク散策の石碑などが点在する。

喜撰茶屋でまたまた京料理。恋の、じゃなくて、「鯉の洗い」も美味しくいただきました。
源氏物語ミュージアム

イーズの修学旅行といえば、ここ。源氏に関する豊富な資料と、「浮舟」の映画上映。宇治十帖の場面を再現した館内をじっくりと観覧。
コンピューター占いの結果は、・・・・・・。もう、大騒ぎ。源氏の世界を堪能しました。


帰路は、バスの旅の例に漏れず、ゲーム、トランプ、雑談と、疲れを知らぬイーズパワー。1年生は来年の行き先をあれこれ、2年生は受験に向けて決意も新た。かくして、19時、予定通り無事徳島に帰ってきたのであります。



<後記> 来年はどこへ行きましょう。今回の感想や、来年の希望があれば、メールフォームより受け付けておりますので、皆さんのご応募お待ちしております。

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