E'sアカデミーでは、歴史や古典文学の実践的学習を目的とした修学旅行を実施しています。
平成12年8月17日午前7時。快晴。
イーズ徳島校を出発、一路京都へ。前の週に全員が集合して『源氏物語特別講座』を受講済み。本日引率の上村先生の軽妙かつアカデミックな解説を聞いている生徒一同は、紫式部ゆかりの廬山寺や物語の舞台となった宇治、京都御所などへの期待に胸がふくらんでいる。

直前に2年のSさんが急病で欠席。一同残念がることしきり。でも、気を取り直して出発。いざ、源氏の舞台、京都へ。

京都南インター直前の天王山トンネルにて、500mほど前で5台による玉突き事故発生。幸いけが人もないようで、横目で見ながらノロノロ進行。おかげで予定を多少変更することとなってしまった。


廬山寺

世界最古の文豪、紫式部邸宅遺跡。本名藤原香子は、この邸宅で生まれ結婚し、賢子を産み、59才(1031年)で逝去。「源氏物語」「紫式部集」などほとんどの著書はこの邸宅で執筆された。後1571年、信長の焼き討ちをのがれ皇族直属の摂家門跡の廬山天台講寺がこの地に移され、現在に至る。慶光天皇御陵や歴代天皇の皇子皇女の墓などがある。



廬山寺

本来の所在地からは大分東によっているものの、その荘厳なまでのたたずまいは、平安貴族・皇族の日常生活を彷彿とさせる。しかし、暑かった。40度は軽く超える京都の夏の照り返しは、宮内庁職員のオールバックの頭に玉の汗を浮かばせていた。


源氏物語ミュージアム(宇治)

すばらしかった。宇治十帖のヒロインの一人、浮舟の数奇な運命を描いた映画もさることながら、展示された絵巻物や六条院の100分の1模型、「橋姫」の垣間見の再現、現物大の牛車や几帳、屏風、装束など、源氏物語に興味を持つ私たちにとって、時間を忘れさせるひとときであった。
コンピュータによる「チャレンジ源氏クイズ」や「性格診断テスト」にも人気集中。

もっともっと紹介したいのですが、E's通信でもお知らせしますので。何はともあれ、イーズの「修学旅行」は無事終了。源氏物語を媒体として、古典の世界に触れ、時代を旅した皆さんのこれからの人間的成長と、大学現役合格を職員一同祈っています。

来年は、どこへ行こうか。「徒然草」「平家物語」「万葉集」 ……。あなたも本当の『修学旅行』に参加してみませんか?

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