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富岡西高校の正門を出て南へ徒歩5分(富西高に通う貴方は恵まれていますよ、本当にすぐ近くなのですから)。
国道の右側に“E'sアカデミー”の建物が見えてきます。もちろん、その前を通ったことのある人も多いはず。しして、中を気にしながら通り過ぎた人も、これまた、多いはず。あるいは、「全然知らなかった」なんて人も多くいるでしょう。さて、ここからは、そんな人達全部のために、透明人間(?)になって、そうっーとその“E'sアカデミー阿南校”の中を覗いてみることにしましょう。 |
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自動ドアを抜けると、先ず目に入るのが参考書や問題集がぎっしり詰まった本棚。「うわぁー、何でこんなにたくさん…」と思いながら、視線を左に向けると、机が4つあって、そのうちの1つで綺麗なお姉さん(湊先生です)が、生徒1人を前にして何やら一生懸命に説明をしている。プリントをのぞきこめば、どうやら、三角関数の問題らしい。実は、彼女は数学の講師だったのです。「あれっ、ガラスの向こうには人がたくさんいるぞ、しかし、失礼ながらとても高校生には見えない、もう少しお年を召された方ばかり…、何で? んっ、コンピュータがいっぱい並んでいるぞ」。(実は、“E'sアカデミー阿南校”は“TDコム”というパソコン教室も併設しているのです。)
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すると、「あっ、元気な声が聞こえてくる」と思って、廊下をちょっと進んで右の方を見ると、こじんまりした教室の中には、大きな声が鳴り響いている。「英単語が黒板に並んでいるから、英語の授業なんだな。」しかし、…よぅーく見てみると、生徒はどうやら、全員、耳栓をしている様子。「たぶん、あれでちょうどいいんだろう」。(後藤田先生です。彼女は、英文法専門の講座も担当していますよ。若いだけにエナジーに溢れています。)
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その隣の教室では、どうやら数学の授業をしている様子。「いかにもベテランという感じの男の人が、“正確無比”の板書を展開している。講師は教室全体を支配し、そして、生徒たちも黒板を凝視している様子が伺える。たぶん、目も爛爛とかがやいているのだろう−−それは後ろ姿からでも十分わかる」。(安達先生です。数学歴40年、講師歴20年の彼にかかればどんな入試問題でも料理されますよ。)
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廊下の左側には、「あっ、わりあい大きな教室があるぞ。そう言えば、ここからも迫力のある声が聞こえていたな…うわぁっ、体のでっかい、髪の毛の短い、口髭をたくわえた…教壇を抱え込むようにして……ひょっとして、この人が、噂に聞いたこの“E'sアカデミー阿南校”の名物講師、国語の山本先生じゃないのか ??? 生徒は、何十人もいるのに、皆の頭の動きが…同じだぞ。皆が一斉に黒板を見た、皆が一斉に下を向いて教材に線を引いている、あっ、1人が指名された、皆がその方向を向く間もなく、即答が帰ってくる…… そうか、この見事なまでの統率力が、彼の人気の秘密だったのか……」。
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気をとり直して、廊下を進み、右側の教室を見ると、「あれっ、生徒は教室中ぎっしり詰まっているのに、講師がいない、授業をしていないぞ…あっ、そうか、これまた噂に聞いた自習室なのか。各自、真剣に勉強しているなあ。ここは中に入ってもよさそうだな…あっ、“ドアの開閉は静かに”なんて張り紙があるぞ、静かに入ろっーと。この生徒は数学、ここでは英語、かたや国語、かわいい女子がいるけど彼女は物理か、理系なんだな… けど、皆本当に真剣に勉強しているなあ。ドアが開いても誰も振り向いたりしなかったもんなあ。なんか、この雰囲気に気圧されそうだな。やっぱり早いうちに退散した方がいいかな。」(後で分かったことだけど、こんな自習室が常時2つ3つ用意されているようで、なんと、学校や家でいる時間より“E'sアカデミー阿南校”で過ごす時間の方が長い生徒もいるらしい!!)
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廊下の突き当たりまで行くと、かすかに話し声、笑い声が聞こえてくる。その部屋の中は見えないけど、思い切ってドアを押してみる(こっちの姿は見えないんだから)。「わっ、女子ばっかり。富西の制服もいれば、富東の制服もいるけれど、でも、可愛い子ばっかり…一体どうなっているんだ? どうも、彼女たちは食事中だったらしい。そうか、ここはレストルームだったのか。ポットはもちろん、冷蔵庫は2台、レンジまである、まるで我が家にいるかのように彼女たちは振る舞っている。確かに、彼女たちは−−心底無邪気な感じだ−−受験生がここまで明るくていいのだろうか、なんて妙な疑問もわいてくる…“E'sアカデミー阿南校”の人気はこういうところからも生まれていたのか… しばし、絶句…」
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(彼女たちの声を一部収録します。)「森本先生(数学担当)って、何でも言うこと聞いてくれるじょ。朝の7時からでも授業をしてくれるし、休みの日でも、塾を開けてくれるけん。あの先生は、化学も生物も教えれるし、本当にあの先生は頼りにできるじょ。」
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−−そろそろ私の正体を明かしましょう。私、透明人間こと、英語担当の高木は、本物の透明人間のごとく、今日も隠れて、しかも“クールに”阿南校を賑わせています。
でも、なんと言っても、“E'sアカデミー阿南校”の最高に素晴らしいところは、山本先生の存在でしょう。授業が物凄いことは先に述べましたが、本当の物凄さは、別にあります。彼は、小論文や記述国語の講座も担当していますが、小論文だけで生徒を大学に合格させたりするのは、実は、“朝飯前”なのです。
さらにさらに、それよりもっと彼の凄いところは……
おっとっと、“E'sアカデミー阿南校”の秘密を垣間見るつもりが、思わず思い切り全部を見てしまいそうになりました。この続きが気になる人は、その建物の自動ドアをくぐり抜けて下さい。そうすれば、“全部の秘密”が明らかになるからです。
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